ミュージカル『マチルダ』プレスコールが2023年3月22日(水)に、東急シアターオーブで行われました!!
本作は、英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー製作の大ヒットミュージカルを、日本オリジナルキャストで初上演する作品です。『チャーリーとチョコレート工場』の映画でも有名な英国の国民的な作家、ロアルド・ダールによる英児童文学「Matilda」を原作に、恐怖で支配された学校に天才少女マチルダたちが立ち向かっていく姿を描きます。
プレスコールでは、まずインターナショナルプロデューサーのポール・ウォーリック・グリフィンさんが「マチルダというミュージカルが初めて上演されたのが10年以上前です。ストラットフォードで初めてこのミュージカルの幕を開けてから、世界中様々な場所で上演されてきましたが、私たちもずっと日本で上演することを夢見てきました」と挨拶。続けて、「そして今日、初めてのプレビュー公演を控えています。皆さまを迎えることができて、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです」と思いを語りました。
その後、物語冒頭のワームウッド家での一幕など、全4シーンがキャストを替えて公開されました。
最初に披露された、ワームウッド家のシーンは、マチルダの置かれた環境がよく分かる場面です。理解のない父ミスター・ワームウッドと母ミセス・ワームウッドがコミカルに描かれます。マチルダのナンバー「ちょっと悪い子」も必聴です!!
次に、マチルダが通う学校の校長ミス・トランチブルのオフィスにミス・ハニーが直談判に来るシーンが披露されました。かつてハンマー投げの選手だったトランチブルが過去を回顧しながら、いかに自分が正しく規則を守ってきたかを「The hammer」という楽曲に乗せて歌い、踊ります。
その後、披露されたのは、「いつか」という楽曲とそれに続くお芝居シーンです。このシーンでは、子どもたちがやりたいことをたくさん挙げ、大人になる希望を歌います。ミス・ハニーとマチルダが登場した後、図書館でのマチルダとミセス・フェルプスのやりとりへと移っていきます。ブランコを使った歌唱シーンが華やかなシーンです。
そして最後に、子どもたちが大人たちの抑圧に対して立ち上がろうとする思いを歌う「子どもたちの戦い」が披露されました。子どもたちの力強い歌声とダンスが圧巻です。
どのシーンも、きらびやかでまるでアートのようなセットや、カラフルな色使いの衣裳が観客を魅了します。マチルダ役の嘉村咲良さん、熊野みのりさん、寺田美蘭さん、三上野乃花さんを始め、多くの役がトリプル、ダブルキャストのため、それぞれの違いも楽しいミュージカルです。
なお、この日、初日に向けて、プリンシパルキャストからコメントも到着しました!!
▶︎マチルダ役(クワトロキャスト)
嘉村咲良さん
もうすぐ初日だと思うと、緊張もするけど楽しみの方がやっぱり大きいです。
お客さまに感動してもらえるように、マチルダがどういう子なのかがちゃんとわかるように演じたいです。
来て良かったなと思ってもらえるように、マチルダになりきって頑張りたいと思います。
熊野みのりさん
お稽古が進むにつれて、どんどん振付や歌を教えてもらって、本番で良いパフォーマンスが出来るように今まで頑張ってきました。精一杯、力を出し切ってマチルダ役を自分らしく演じますので、ぜひ劇場に観に来てください。
寺田美蘭さん
これまでみんなでお稽古を一緒に頑張ってきて、いよいよ本番なので、精一杯頑張りたいと思います。特にハニー先生とマチルダのだんだん深まっていく絆を見て欲しいです。
応援してくださっている方や、一緒に作ってくださっている方に感謝の気持ちを忘れずに、精一杯、マチルダを演じたいと思います。
三上野乃花さん
今、不安な気持ちが3%くらいありますが、楽しみな気持ちが97%くらいです。楽しい気持ちが大きいです。マチルダという舞台はすごく面白くて、感動したり、面白かったり、楽しかったり、うれしかったり、いろいろな場面があります。
私もマチルダ役としてお客さまになにかを伝えられたらと思っています。
▶︎ミス・トランチブル役(トリプルキャスト)
大貫勇輔さん
作品として、音楽が本当に素晴らしいし、マチルダちゃんたち全員が小さな体で、大きな劇場で思い切り精一杯演じているのを目の当たりにすると、それだけでも何かぐっと熱くなるものを感じてもらえるかと思います。
今この作品を見て、日本のお客さまたちがどういう反応をするのかが未知数で、楽しみでもあり、少しの不安もありますが、やっと少しずつみんな諦めずに前を向いて戦っていこう!!という、現代とリンクするものがあると思うので、全身で音楽やブラックジョークを楽しんでいただきながら、この素晴らしいメッセージを受け取って、明日への希望としてくれたら嬉しいなと思います。
小野田龍之介さん
稽古から始まって、実際に劇場に入って、本当に「マチルダ」が日本に来たんだなということをじわじわと感じています。有名な作品だけれど、日本には舞い降りていなくて、その作品を自分たちが一番初めに肉体を使って、魂を使って、お客さんに届けられる。こんなに光栄なことはないですね。
もう観ていただければわかる。その言葉に尽きます。
この物語にどっぷり浸かってご堪能いただいて、日本で新たに愛されるミュージカルの名作のひとつになるように頑張ります。トランチブル独特の正義感を持ったモンスターのように演じておりますので、それを微笑ましく楽しんでいただけたらと思います。ぜひ楽しみにしていてください。
木村達成さん
自分の中でトランチブルという役を突き詰めるのにとても時間がかかりましたが、今は早く本番が始まって欲しいという気持ちが大きいです。
いろいろな勉強をしながら観なきゃいけない作品ではなく、その場の情報ですごく考えさせられるミュージカルだと思うので。とても見やすい作品だし、素直に面白いし、笑えるし。もちろん心が苦しくなるような場面もありますが、心が健やかな気持ちで終われるミュージカルだと思います。
観た後、幸せになれる。そんな気持ちにさせてくれる舞台になったと思います。
今どうしようと悩んでいるお客さま、真実は本番の中にあるので、嘘だと思って観に来てください。「めちゃめちゃ面白いぞ、これ」ってなるから!!
▶︎ミス・ハニー役(ダブルキャスト)
咲妃みゆさん
ご覧になったお客さまがどんなご感想を抱いてくださるのかと、今、ワクワクしています。
どのシーンを切り取っても、児童文学小説の域を超えて、現代を生きる私たちにも強いメッセージを届けてくれると感じるので、マチルダをはじめ数々の登場人物が訴える言葉一つ一つに耳を傾けていただけたらと思います。
きっとだれもが持っているであろう童心を呼び起こしてくれる作品なので、大きな心でリラックスして、この物語のハチャメチャな展開を見守っていただけたらと思います。
足をお運びくださる皆さま、きっと後悔はさせません、という強い気持ちでお届けします!!
昆夏美さん
ずっと前からマチルダは好きでしたが、稽古が始まった時から「なんて素敵な作品なの」と。
日を追うごとに一人でも多くの方に見ていただきたいという気持ちが止まりません。
この公演を観に来てくださる方たちが初めて日本でマチルダを観ることになるので、初めての記憶が最高にものになるように精一杯ハニーとして演じていきたいと思います。
マチルダちゃんたちは子役ちゃんではなく、小さな大女優です。
本当に皆を引っ張っていってくれているので、大人たちも負けないように相乗効果で素晴らしい作品をお届けしたいと思います。
▶︎ミセス・ワームウッド役(ダブルキャスト)
霧矢大夢さん
この作品に携われていることが本当に光栄で幸せなことだと改めて実感しています。
大人が一生懸命やればやるほどマチルダのピュアな存在感が際立って、突き抜けた存在になるんだなとまざまざと感じています。
マチルダにとっての脅威の一人として、パワーを出して、演じさせていただきたいと思っています。
床の模様が綺麗なのと照明がすごいので、1階席だけでなく、上からも観ていただきたいので、ぜひ1階席、2階席以上と両方から楽しんで観ていただきたいです!!
大塚千弘さん
長いようで短かった稽古期間を終えて、どんどん仕上がりが良くなってきて、全キャストのレベルが上がってきているのを感じています。満を持して皆さまに観ていただけるのではないかと思います。
稽古場から劇場に入り、劇場はもうマチルダの世界になっていて、衣裳・ヘアメイク・照明・美術によって物語が明確に見えるのが素晴らしいです。
出演者全員に見せ場があって全てが輝いて見える作品なので、何回観ても楽しめる作品だと思います。
見逃すと絶対に損です!!ぜひ劇場でご覧ください。
▶︎ミスター・ワームウッド役(ダブルキャスト)
田代万里生さん
ついに『マチルダ』が開幕!!
先日劇場入りしたある日、僕が演じるミスター・ワームウッドのド派手な革靴を見た子役の男の子が、“すご~い!!これワニ革?ヘビ革かなぁ?高そう!!ワームウッドさんってお金持ちなんだねー!!”と目をキラキラさせて話しかけてくれたので、僕は“お金が沢山あったら何を買いたい~?”と聞いてみたら、“えっとね、遊園地!!”と迷わず即答。あまりに想定外なスケールに度肝を抜かれ、そのピュアさに感動しました。僕たちはいつから自分に制約をかけてしまったのだろう、自分はこのままここに留まっていていいのか?と自問自答したくなる作品です。記念すべき【日本初演】をお見逃しなく!!劇場でお待ちしております!!
斎藤司さん(トレンディエンジェル)
あっという間に初日が来てしまったな、という感じです。今は早くお客さんに観てほしいです。
僕は娘がいるので、マチルダ達を見ていると、本当にセリフを覚えるのをすごい頑張ったね、演技頑張ったねと思う反面、役者としてその大変さを感じさせない【マチルダの強さ】みたいなところをすごく感じます。
出演者全員、見せ場がとにかく多いので、絶対に見逃さないで欲しいし、こんなにカーテンコールがぐっと刺さる作品もなかなかないのではと思います。
今、目標がなかったり、逆境に悩んでいる人がいたら、ぜひ観に来てほしいですし、感動してほしいなと思っています。ぜひ劇場にお越しください。
【公演概要】
■タイトル
Daiwa House presents ミュージカル『マチルダ』
■日程・会場
東京公演:2023年3月22日(水)~5月6日(土) 東急シアターオーブ
※3月22日(水)~24日(金)はプレビュー公演
大阪公演:2023年5月28日(日)~6月4日(日) 梅田芸術劇場メインホール
■原作 ロアルド・ダール
■脚本 デニス・ケリー
■脚色・演出 マシュー・ウォーチャス
■出演
嘉村咲良 熊野みのり 寺田美蘭 三上野乃花
大貫勇輔 小野田龍之介 木村達成/咲妃みゆ 昆夏美/霧矢大夢 大塚千弘/田代万里生 斎藤司(トレンディエンジェル)/岡まゆみ 池田有希子/原慎一郎 ほか
■協力 GWB Entertainment
■企画制作 ホリプロ
■公式ホームページ https://matilda2023.jp/
(2023,03,23)
photo&text:Maki Shimada
#NorieM #NorieMmagazine #ノリエム #ミュージカルマチルダ #マチルダ
▶︎ミセス・ワームウッド役・霧矢大夢さん&大塚千弘さんのインタビュー公開中◀︎