ミュージカル『ナビレラ –それでも蝶は舞う–』囲み取材と公開ゲネプロが2024年5月17日(金)に行われ、三浦宏規さん、川平慈英さん、岡まゆみさん、狩野英孝さんが登壇しました!!
本作は、韓国のポータルサイト「Daum」で連載されたWEB漫画を原作に、韓国文化体育観光庁傘下のソウル芸術団により2019年にミュージカル化され、好評を得て2021年に再演した作品の日本版。一流のバレエダンサーを目指すイ・チェロク役を三浦さん、かつて諦めたバレエという夢に挑戦するシム・ドクチュルを川平さんが演じます。
幼い頃からクラシックバレエを習い、プロを目指していた時期もあったという三浦さんは、まさにチェロク役にぴったり。
三浦さん自身も「バレエをずっとやってきたので、すごく嬉しかったです」と出演が決まった時の心境を明かしました。そして、「やっとバレエを使った役をできると嬉しくて、舞い上がってしまって、色々な取材で『俺しかいないと思います』と言いすぎて、自分の首を絞めてしまいました。今日、めちゃくちゃ緊張しています」と笑うと、「僕がということではなくて、皆さんが素晴らしくて、素敵な作品に仕上がっていると思うので、楽しみに待っていてくれたらと」と呼びかけました。
そんな三浦さんの発言を横で聞いていた川平さんも「宏規しかないというのは、初っ端でわかります。目から鱗です。期待してください」と太鼓判を押しました。自身が演じるドクチュルについては、「バレエと聞いて、どうなんだろうと思ったけど、逆にチャレンジングだなと思いました。何と言っても、圧倒的なメロディ力があって、この船に乗りたいと思いました。いいチャレンジになっています」と目を輝かせました。
一方、本作がミュージカル初挑戦となる狩野さんは、ドクチュルの次男役。狩野さんは「このメンバーについていくのが大変でした。どこまで本読みで入れたらいいのかなとか、探り探りだったんですが、(そんな狩野さんの)二歩も三歩も先をいくから。迷惑をかけないようにさせていただきます」と語りました。
ドクチュルの妻を演じる岡さんは「皆さん一人ひとり、役にぴったりなんですよ。もちろん宏規くんもぴったりだし、ドクチュルも慈英さん以外いない。それから、英孝さんが今回、心も顔もイケメンだって再認識しました」と共演者の皆さんの印象を話しました。
韓国でも人気のあるミュージカルの日本初演となる本作。三浦さんは「僕は韓国のミュージカルは初めてです。日本初演でもあるのでプレッシャーもあります。ドラマも話題になったので知っている方や(作品やキャラクターに)イメージを持っている方もたくさんいらっしゃると思いますが、原作を大事にしながらも日本版の良さや我々にしか出せない味を舞台の上で作っていけたらいいなと思います」と意気込みます。川平さんも「心を鷲掴みにされるものになっていると思います。なので、ティッシュの箱を持ってきて楽しんでもらえたら。いろいろな意味でよくできているミュージカルです。こんなにも勇気と希望と夢をもらえるミュージカルはないんじゃないかと自負しています」と胸を張りました。
最後に三浦さんは「演出の桑原さんをはじめ、スタッフの皆さん、キャストの皆さん、全員が最高に心意気がいい、家族みたいなカンパニーです。自信を持ってお届けする作品に仕上がっています」とメッセージを贈りました。
物語冒頭からチェロクのバレエシーンが披露されるなど、まさに三浦さんにしかできない役柄となっていました。夢を追いかけること、生きるということ、友情と愛情について考えさせられる、心に響くストーリーと、美しいバレエシーンに心が洗われる作品に仕上がっていました。
この作品では、セリフの中に、バレエ用語も出てきます。簡単なパ(バレエのステップや動きのこと)の名前を覚えておくと、チェロクやドクチュルの踊りもより楽しめるので、バレエに詳しくない人は、ぜひ事前勉強をお勧めします!!
【公演概要】
■タイトル
ミュージカル『ナビレラ –それでも蝶は舞う–』
■日程・会場
2024年5月18日(土)~6月8日(土) 日比谷シアタークリエ
■原作 「ナビレラ」作:HUN,JIMMY
■オリジナル台本・作詞 パク・へリム
■作曲 キム・ヒョウン
■オリジナル・プロダクション ソウル芸術団
■上演台本・日本語歌詞・演出 桑原裕子
■出演
三浦宏規、川平慈英、岡まゆみ、狩野英孝、オレノグラフィティ、瀧澤翼、青山なぎさ/井上音生(Wキャスト)、舘形比呂一、久保貫太郎 ほか
(2024,05,19)
photo&text:Maki Shimada
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