アカペラに懸ける高校生たちの物語と、劇場に響き渡るハーモニーが融合する舞台『アオペラ』が上演されています。丹波 燐役の手島章斗さん、雁屋園 道貴役の宮島優心さんに公演への意気込みやファッションについてもお話を聞きました!!
※インタビューは稽古期間中に実施されました
―舞台『アオペラ』の作品の魅力はどんなところだと感じていますか?
宮島さん「この作品は、高校生の青春や苦難に立ち向かっていく姿を追っていて、僕自身のサッカーをやっていた当時の青春を思い出させてくれる作品です。コメディ要素もありつつ、苦しさや楽しさなど青春の全部が詰まっていると思います。アカペラは1人ではできないので、全員でひとつのものを作り上げていく過程が魅力だと感じています」
手島さん「青春がテーマの高校生の物語です。タイトルのアオペラも青春からきています。青春時代の友達と過ごす時間は、人生の宝物なので、物語を通して、皆さんの心に懐かしさや青春のエモい感情を届けられたらと思います」
ー演じる役についての印象を教えてください。
手島さん「僕が演じる丹波 燐は、母親のような立ち位置で、面倒見の良い先輩でフランク。周りのことが良く見えているツッコミキャラです」
宮島さん「僕が演じる雁屋園 道貴は、無邪気で和気藹々とした可愛いキャラですが、同じ学年の(四方)ルカに対してかける言葉がすごく大人っぽかったり、結構落ち着いていて意外にしっかりしているところがあります。和気藹々とした楽しい部分だけの道貴だけではなく、彼の中にあるバックボーンをしっかりと持って演じたいと思います」
ーリルハピのグループのキャストの皆さんとの雰囲気はどんな感じですか?
宮島さん「めっちゃいいですよね!」
手島さん「そうだね!」
宮島さん「しっかりした人が多いです。四方 ルカ役の(畠山)理温が初めての舞台出演なので、僕たちも初舞台のことを思い出しますし、「僕たちで理温のこの純粋さを守ろう会」というのがあって、このまま素直に進んでいって欲しいなって思っています」
手島さん「そのままでいて欲しいね」
宮島さん「そうだね!みんな本当に仲良くて」
手島さん「バランスもいいよね。初舞台の話がありましたが、僕と優心は初舞台が同じだったんですよ!またこうして、道貴と燐という関係性で同じ舞台に立てることが、すごく嬉しいですね」
宮島さん「チームワークもすごく良くて、常に前向きで。何かできないことがあったり、壁にぶつかったりしても、みんなで乗り越えています」
ーお二人が役者として舞台に立つときに大切にしていることを教えてください。
宮島さん「どの作品でも思っているのは、伝えたいことをしっかりと言葉で届けること。アオペラにはコメディの要素もありますが、そこだけにフォーカスすると、作品として伝えたいことが見え辛くなってしまいます。それぞれのメンバーが抱える悩みや、それを解決するために誰かがかける言葉がすごく大切だと思うので、そういう部分を落とさないようにしっかりと伝えたいと思っています」
手島さん「僕は嘘がないようにということを一番意識して、大切にしています。台詞の点と点は用意されていて、それを一本の線にしていく作業がすごく大事だと思っています。どう作っていくのか。嘘の無い台詞を届けられるように意識しています」
ー初舞台を同じ作品で迎えたお二人が、それぞれお互いに尊敬していることを教えてください。
手島さん「優心はすごく頑張り屋さんです。見た目は可愛いけど、ストイックで、誰よりも泥臭く頑張れる人。そしてその努力をあまり見せない。その姿に僕も刺激をもらえるし、そういうところをリスペクトしています」
宮島さん「ありがとうございます(笑顔)!あっくん(手島)は、大人になると出てきがちな余計なプライドがないんです。分からないことがあったら人に聞くし、勉強熱心。そしてカンパニーをしっかりと俯瞰して見て、こうしていかなければいけないと考えられる人なので、あっくんがいるとカンパニーが引き締まっていくイメージがあります」
手島さん「今回は本当にその立ち位置にならなくてはいけないと実感していて。崚行が座長でまとめてくれますし、引っ張ってくれているので、僕は一歩引いたところで手助けができたらと思っています」
宮島さん「とても助かってます!」
手島さん「今あっくんと呼ばれて思い出したのですが、僕のことをあっくんと呼ぶのは優心だけだと思います。それがこの作品で、道貴だけにシャンシャン先輩と呼ばれている丹波 燐と通じるところがありますね」
宮島さん「みんな章斗くんって呼びますよね。確かに関係性が似てる!偽りなしですね!」
ーこの作品ではアカペラの生歌唱というところが見どころの一つだと思います。お稽古に向けて、もしくはお稽古で苦労したこと、取り組んだことはどんなことですか?
宮島さん「震えながら音とりをしました。一緒にみんなで練習をした後は、お風呂で全体の曲を流して、自分の声だけをずっとあて続けたりしました。自分がこのレベルに達したなと思うときには、みんなはもっともっと上のレベルに行ってしまっているので、さらに頑張らないとという気持ちでしたね。みんな努力家なので、僕も毎日頑張ってます」
ーこの作品を通して伝えたいことはどんなことでしょうか?
宮島さん「みんな1人ではないということ。そして青春というのは、高校生、中学生だけのものではなくて、いつになってもできるんだよということを今の僕たちの身体と声と歌、すべてを通して伝えられたらいいなと思ってます」
手島さん「もうパーフェクトで他に言うことはないです!(笑)とにかくアカペラの素晴らしさを届けたいという気持ちがあります。僕自身音楽が大好きですし、アカペラは、生の声だけで紡ぐハーモニーを生の空気感、緊張感の中で届けるからこそお客さまに伝わる感動があると思っていて。歌っているだけで世界平和を感じられて泣きそうになることもあります。この作品の「Playlist」という曲がものすごく好きで、それだけで泣きそうになるんです。この素晴らしさを届けたいなと思います。生で届けたいので、ぜひ劇場に遊びにきて欲しいです」
ー最後に意気込みと公演を楽しみにされてる方にメッセージをお願いします。
宮島さん「舞台でアカペラをやりながらお芝居も進めるという前代未問の超大作になります。僕たちも全力で挑むので、皆さんもぜひ劇場でご覧ください。何回でも楽しめて、何回でも青春を味わえる作品になってると思うので、皆さんにも毎公演ごとの青春と僕たちと同じ学校生活を過ごしていただき、一員になってくれればいいなと思っています。劇場でお待ちしております」
手島さん「みんなが知っているJ-POPをアカペラでカバーさせてもらいます。アオペラをご存知ない方も楽しめる時間になると思います。 優心も言ったように、常に歌声で紡がれて、お芝居の中にずっとコーラスが入る舞台は他にはないと思います。前代未聞の作品へ僕らも覚悟を持って全力で挑みますので、楽しみに観に来てください」
▶︎手島さん&宮島さんのファッション事情◀︎
ーお衣裳のお気に入りポイントを教えてください。
宮島さん「上はオーバーサイズでスタイルを隠した感じにして、ウエストインしてタイトなパンツでスッキリした感じにしました」
手島さん「靴も可愛いいね!」
宮島さん「可愛くて気に入ってます。ソールはダットスニーカーみたいですが、上は革っぽくて、そこが可愛いなと思ってこの靴を選びました」
手島さん「僕は、アクセサリーが好きでゴールドをつけることが多いのですが、今日はなんとなく気分でシルバーのものをつけてきました。チェックのシャツは、丹波 燐のチェックのパンツにあわせて選びました。最近天気が不安定なので、羽織ったり脱いだり出来るシャツはすごく便利ですよね」
ー最近買ったお気に入りアイテムはありますか?
宮島さん「秋になるとシャツコーデをして、アクセサリーを見せた感じにするのが好きですが、どうしても秋になるとトラックジャケットを買っちゃうんですよね」
手島さん「わかる!僕も何着か持ってる!かわいいよね」
宮島さん「かわいいし、楽だよね!チェルシーというサッカーチームとアディダスオリジナルのロゴが入った青のジャケットがものすごくかわいくて、それが今気に入っているアイテムです」
手島さん「僕は、革のジャケットですね! 僕はバイクに乗るので、アメカジっぽい雰囲気が好きだったのですが、最近は少し綺麗な大人っぽいものを選ぶようにしています。
モードストリートぽい感じの革ジャンを購入しました」
ー素敵さを保つ秘決を教えてください·
宮島さん「それはもう心ですよ」
手島さん「そうだよね」
宮島さん「あっくんを見ているとそうなんですよ」
手島さん「いやいやいやいや(照笑)」
宮島さん「心が綺麗な人は素敵だと思います。思いやりとか人間はやっぱり心ですよね」
手島さん「もうそれが答えだと思う。自分に素直に生きてる人って素敵だなと思います。あとは筋トレですね!週3~4回行っています。朝が一番効率が良いので、稽古前に行ってきました。あとは睡眠も大事ですね」
宮島さん「そうだね。睡眠は本当に大事だね」
ー秋といえば何を連想しますか?
手島さん「僕は金木犀ですね!実家の庭にあるので、東京でも金木犀の香りがすると実家と小さい頃を思い出しますね。そういう曲を作ったことがあるくらいに初心、地元を思い出す、自分の中で大切な香りですね」
宮島さん「アート。芸術の秋かな。絵を描くことが上手ではないのですが、絵の話の映画を観て、急に描きたいと思って最近たくさん描いています」
手島さん「優心向いてると思う。写真撮るのも上手いもんね」
宮島さん「写真は好きですね。写真を撮るようになってから、ちょっと絵が上手くなったって言われます(笑顔)」
【profile】
手島章斗 /Akito Teshima
1993年11月4日生まれ。広島県出身。
『avex audition MAX 2013』アーティスト部門グランプリ受賞、SOLIDEMOのメンバーとしてデビュー。第56回「輝く!日本レコード大賞」新人賞受賞。2022年グループとしての活動を終了し、ソロアーティストとして本格的に始動。ミュージカル「マギ」-迷宮組曲-、ミュージカル「マギ」-バルバッド狂騒曲-、『ワールドトリガー the Stage』B級ランク戦開始編 等出演。特技はサッカー。趣味はツーリング、サウナ。
■公式ホームページ
https://teshima-akito.jp/
■公式Instagram
https://www.instagram.com/akito_solidemo_official/
■公式X
https://x.com/AKITO_SOLIDEMO
宮島優心/Yugo Miyajima
2000年12月13日生まれ。埼玉県出身。
2020年11月11日、日韓合同男性アイドルグループORβIT(オルビット)メンバーとして、ORβIT DEBUT ALBUM「00」にてデビュー。ミュージカル「マギ」-迷宮組曲-、ミュージカル「マギ」-バルバッド狂騒曲-、朗読劇「同姓同名」出演。特技はダンス、趣味はカメラ。
■公式Instagram
https://www.instagram.com/yugo_001213/
【公演概要】
■タイトル 舞台『アオペラ』
■日程・劇場
2024年11月8日(金)~11月17日(日) 東京・シアターH
■原作:アオペラ -aoppella!?-
■脚本・演出・作詞 元吉庸泰
■音楽 桑原まこ
■アカペラ監修 とおるす
■出演
鈴宮 壱 役 長江崚行、丹波 燐 役 手島章斗、雁屋園 道貴 役 宮島優心(ORβIT)
四方 ルカ 役 畠山理温、宗円寺 雨夜 役 磯野亨 /
是沢 舞斗 役 佐奈宏紀、綾瀬 光緒 役 星元裕月、紫垣 明 役 桑原柊
宗円寺 朝晴 役 内田将綺、猫屋敷 由比 役 坂田 隆一郎、深海ふかみ 役 常盤 みつる /
辻堂 颯太 役 眞嶋秀斗
アンサンブル 一条俊輝、大平祐輝、木谷圭嗣、成海 亮、溝口悟光
ビートボックス RyoTracks
シンセサイザー&マニピュレーター TaiseiToda
(2024,11,12)
photo:Hirofumi Miyata/interview&text:Akiko Yamashita
#NorieM #NorieMmagazine #ノリエム #手島章斗 さん #宮島優心 さん #舞台アオペラ #ペラステ
下記のリンクのインスタグラムに手島章斗さん&宮島優心さんのインタビュー撮影時のアザーカットを公開いたします!!
お見逃しなく!!