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フレンチロックミュージカル『赤と黒』公開稽古＆囲み取材会が2023年11月14日(火)に行われ、三浦宏規さん、夢咲ねねさん、田村芽実さん、東山光明さん、川口竜也さん、東山義久さん、駒田一さん、演出のジェイミー・アーミテージさんが出席しました!!
三浦宏規さん
夢咲ねねさん
田村芽実さん
東山光明さん
川口竜也さん
東山義久さん
駒田一さん
演出のジェイミー・アーミテージさん
本作は、『1789』や『ロックオペラ モーツァルト』などを手掛けたフランスのプロデューサー、アルベール・コーエンによって2016年にパリで初演されたミュージカルです。日本では、今春『Le Rouge et le Noir 〜赤と黒〜』と題して宝塚歌劇団星組で初演を果たしました。原作は文豪スタンダールの名作『赤と黒』。愛と野望に生きた主人公ジュリアン・ソレルの物語を、エネルギッシュな楽曲で綴ります。
主演を務める三浦さんは公開稽古を前に「この早い段階でこんなことになるとは思いもせず、非常に緊張しております。初日前より緊張するんじゃないかなと思います」と苦笑いを浮かべ「いいものをお見せして、これはぜひ生で観たいと思っていただけるよう頑張ります」と意気込みました。
また、マチルド役の田村さんは「この作品は古典を元にしたミュージカルですが、全員ラスボスのような感じ。稽古だけでも本番のようなエネルギーが蔓延すると思います。楽しみにしていてください」と笑顔を見せました。
この日、公開されたのは3シーン。まず初めに、作品の中で初めてのロマンスシーンが、ジュリアン（三浦さん）とルイーズ（夢咲さん）によって演じられました。このシーンは、聖職者として立身出世を夢見るジュリアンが既婚者であるルイーズの寝室に忍び込む場面からスタート。愛を確かめ合った二人が「禁じられた愛の言葉」を歌い上げます。
続いて、1幕ラストの場面が公開されました。このシーンでは、ルイーズとの密会が露呈し、ルイーズの元を去らなければならなくなったジュリアンが、ルイーズの愛を失ったと思い込み、愛と憎しみ、次への野望を歌います。三浦さんの力強い歌声と激しいアクションが目を引きます。
そして最後に、2幕冒頭のラ・モール侯爵（川口さん）家のパーティでのひと幕を披露。狂言回しとして登場する人気歌手ジェロニモ（東山義久さん）のセリフからスタートするこの場面は、ラ・モール侯爵が娘のマチルド（田村さん）を身分の高い貴族と結婚させようと画策します。ラ・モール侯爵の秘書となったジュリアンもそのパーティーに参加します。田村さんが視線を一身に集めて歌う「誰も彼も退屈」は必聴のナンバーです!!
その後に行われた囲み取材で三浦さんは、公開稽古を終えた心境を「１公演終わったみたいな気持ちです。稽古なので、こうした緊張感の中で稽古ができて、お見せできたのは、本番に向けてのいいステップだと思って、いい時間を過ごすことができました」と話しました。
そして、自身が演じるジュリアンという役柄について「二面性を持っているキャラクターです。内に秘めている強い思いがあるけれども、外ではそれを出さないようにしている。今日お届けしたナンバーは感情を爆発させて歌う曲ですが、自分のエネルギーを出さなければいけないキャラクターだし、そういう楽曲だと思っているので、それは意識しています。そうした部分がジュリアンの危険さにつながっているのかもしれません」と語りました。
そして、最後に「フランスの古典作品で、あのポスターを見て、ちょっと難しいかもしれない、観るのに勇気がいるなと思うかもしれないですが、全然そんなことないです。普遍的なテーマが散りばめられている素敵な作品です。それは今の時代にも通じる、今の人たちが見ても気持ちがわかるところはたくさんあると思います。想像以上に面白いシーンもあります。音楽もロックでかっこいいですし、色々なお客様に喜んでいただける作品になっていると思うので、皆さん、劇場に体感しに来てください」と呼びかけて締めくくりました。
【公演概要】
■タイトル
フレンチロックミュージカル『赤と黒』
■日程・会場
東京公演：2023年12月8日(金)〜12月27日(水) 東京芸術劇場プレイハウス
大阪公演：2024年1月3日(水)〜1月9日(木) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
■演出 ジェイミー・アーミテージ
■上演台本・訳詞 福田響志
■振付 アレクザンドラ・サルミエント
■出演
三浦宏規 夢咲ねね 田村芽実 東山光明 川口竜也／東山義久、駒田一 ほか
■公式ホームページ
https://www.umegei.com/rouge-noir2023/
(2023,11,15)
photo&text:Maki Shimada
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