ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』製作発表記者会見が2023年11月16日(木)に東京都内で行われ、松下優也さん、有澤樟太郎さん、宮野真守さん、清水美依紗さん、YOUNG DAISさん、東山義久さん、廣瀬友祐さん、別所哲也さん、演出・振付の長谷川寧さんが登壇した。

 

本作は、荒木飛呂彦さん原作の夜シリーズ累計発行部数1億2千万部を誇る国民的人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」を原作としたミュージカル。今回は、全ての始まりとなる「第1部 ファントムブラッド」をベースに世界初の舞台化を果たします。19世紀のイギリスを舞台に、主人公ジョナサン・ジョースター(通称、ジョジョ)と運命的な出会いを果たすディオ・ブランドーを中心にし、〈謎の石仮面〉をめぐる熱き戦いと因縁を描いた壮大なストーリーを展開します。

主人公のジョジョは、松下さんと有澤さんのダブルキャスト。松下さんは、「今日、初めてキャストが勢揃いしました。今からすごくワクワクしています」と笑顔で挨拶すると、「プレッシャーは感じますが、自分の範疇を超えるところからも反響があるくらいだったので、今から楽しみです」と思いを話しました。

 

一方、有澤さんは、「ジョジョを演じたい人が何人いるだろうか、この作品に入りたいと思った人が何人いるのかと思うと身が引き締まる思いです。世界初演で、帝国劇場から始まり、北海道、兵庫と半端ない規模のスケール感でお送りします。そのスケール感を楽しみながら、お客さまの顔を楽しみにしながら、最後まで熱いハートで演じ切りたいと思います」と力を込めました。

 

今回、松下さんは、帝国劇場初出演にして、初主演になります。改めて、帝国劇場への思いを聞かれると、「お客さんとして観にいったことはあったんですが、ステージからどういう景色が広がっているのか見たことがないのですごく楽しみです」と笑顔。有澤さんは、舞台『キングダム』で帝国劇場を経験していますが、「(『キングダム』では)自分と同世代の役者たちが主演で立っているのを見て、きっと二人には違う景色が見えているんだろうなと思っていたので、また違う景色があると楽しみにしています」と思いを明かしました。

 

また、ディオ・ブランドー役の宮野さんは「僕は巷ではちょっとした有名な声優で、色々とやっているし、ちょっと人気もあるんですよ(笑)。アニメ業界、声優業界の中でもジョジョは特別で、触れる機会もたくさんありました。オーディションにも行ったことがあったのですが、そのときはご縁がなかった。自分の“初ジョジョ”がミュージカルになると思っていなかったので、まずそこにびっくりしましたが、ディオ・グランドーを演じられるというのはこの上ない喜びで、とても光栄なことだと思っています。このミュージカルに僕の初ジョジョを捧げました」と饒舌に語りました。

そして、「僕が初めて(帝国劇場に)立たせてもらったのは『王家の紋章』でしたが、漫画原作で、日本オリジナルミュージカル。主人公の宿命のライバル役でした。あれ、なんか聞いたことある(笑)。今回は、漫画原作で日本発のオリジナルミュージカル。主人公の宿命のライバル。これを演じるのは、僕しかいなかったんだなと思っています」と胸を張りました。

 

ヒロインのエリナ・ペンドルトンを演じる清水さんは「世界でも大人気の作品で初の舞台化でキャスティングしていただいてすごく嬉しい気持ちでいっぱいです。ミュージカルなので楽曲もすごく楽しみですし、豪華キャストの皆さまと、演出家の寧さんと一緒にこの作品をたくさんの方に届けていけたらいいなと思います」とコメント。

 

スピードワゴン役のYOUNG DAISさんは、「人生初めてとなるミュージカル出演です。スピードワゴンは大好きなキャラクターで人気のあるキャラクターでもあります。熱くたぎらせて、フレッシュな気持ちを大切に最後まで演じ切れたら」と意気込みました。

 

ウィル・A・ツェペリは東山さんと廣瀬さんのWキャストです。東山さんは「ミュージカルになると聞いて、絶対に観にいこうと思っていたところ、今回のご縁があった。廣瀬くんと二人で新しい挑戦に向けて頑張っていこうと思います」、

廣瀬さんは「初演ならではの苦しみや苦悩はいっぱいあると思いますが、色々な壁と向き合って乗り越えて初日まで頑張っていきたいと思います」とそれぞれ思いを述べました。

 

ジョースター卿役の別所さんは「運命とは何か、生きるとは何か、皆さんと一緒に冒険できればと思っています。世界中で人気の作品のミュージカル化ということもあって、世界からの熱い視線も感じています。台本や音楽、衣装、一つひとつがキラキラと輝いていて、興奮をどう結集して結晶していくのか、皆さんと一緒に冒険させていただこうと思っています」と目を輝かせました。

 

そして、演出の長谷川さんは「『ジョジョ』は少年漫画なので、ともすれば少年向けと思われることもありますが、社会的な格差が生まれてきている今、産業革命のロンドンを舞台にしているというのは、身近に感じていただけると思います。この作品は人間味のある作品だと思うので、ファンタジーではなく、どこかのリアルさを持ち帰っていただきたいと思って作っている最中です」と演出プランについても言及しました。

 

本日解禁のプロモーション映像もぜひご覧ください!!

 

【公演概要】
■タイトル
ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』
■日程・会場
東京公演:2024年2月6日(火)〜2月28日(水) 帝国劇場
札幌公演:2024年3月26日(火)〜3月30日(土) 札幌文化芸術劇場 hitaru
兵庫公演:2024年4月9日(火)〜4月14日(日) 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
■原作 荒木飛呂彦 「ジョジョの奇妙な冒険」(集英社ジャンプ コミックス刊)
■演出・振付 長谷川寧
■音楽 ドーヴ・アチア
■脚本・歌詞 元吉庸泰
■出演

松下優也/有澤樟太郎(Wキャスト) 宮野真守 清水美依紗 YOUNG DAIS 東山義久/廣瀬友祐(Wキャスト) 河内大和 島田惇平 コング桑田 別所哲也 ほか

■公式ホームページ

https://www.tohostage.com/jojo/

■公式X

@JOJO_MUSICAL

(2023,11,17)
photo&text:Maki Shimada

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