ミュージカル『ケイン&アベル』製作発表が30日に行われ、松下洸平さん、松下優也さん、咲妃みゆさん、知念里奈さん、山口祐一郎さんが登壇しました!!
イギリスの国民的作家、ジェフリー・アーチャーのベストセラー小説を原作に世界で初めてミュージカル化した本作は、ボストンの名家ケイン家に生まれ、銀行家の父の後継として祝福された人生を歩むウィリアム・ケインと、ポーランドの山奥で生まれ貧困と劣悪な環境で育ち、頭の良さで成り上がっていくアベル・ロスノフスキのライバル関係や対立を描きます。
音楽は『ジキル&ハイド』や『四月は君の嘘』などで知られるフランク・ワイルドホーンさん、脚本・演出は『ニュー・ブレイン』や『ザ・ミュージック・マン』の日本版演出を務めたダニエル・ゴールドスタインさんが担当します。
ウィリアム・ケイン役の松下洸平さんは「初めてのグランドミュージカル主演で、ミュージカル自体も7年ぶりになりますので、もちろん不安やプレッシャーはありますが、ブロードウェイの素晴らしいスタッフの皆さん、そして山口祐一郎さん始め、松下優也さんと共に誰も観たことがない新しいミュージカルを作れればいいなと思っています」と挨拶。
初ミュージカル主演についての思いを聞かれると、「主演だからとか、主演たるものという思いはあまりなくて、むしろ、皆さんにたくさん助けていただきながら、現場でいろいろなことを教わりながらやっていけたらと思います。大きな船に乗って、みんなで一つの目標に向かってものを作っていく。その目標を、優也くんと一緒になるべく早い段階で見つけて、ここを目指そうというものを率先して意見を言いながら作っていけたらと思いますが、それ以外はみんなで(船を)漕ぐものだと思います」と語りました。
一方、アベル・ロスノフスキを演じる松下優也さんは「すごく楽しみにしています。自分が演じさせていただくアベルは、ケインと違い、生まれが貧しくて、それゆえに人一倍、野心家で、生まれ持ったクレバーさで成り上がっていく役です。そして大切な人を失くしていきながらケインと争いが始まっていくというお話です。自分自身、野心が強い方だと思っていますし、そして今回、初めましての洸平さんは、内なる炎は感じながらも穏やかで柔らかな印象がありますので、自然と二人の関係性を演じていけるのではないかなと思います」と目を輝かせました。
アベルとザフィアの娘・フロレンティナを演じる咲妃さんは「東宝さんとキューブさんの大いなる挑戦となるこの作品に参加させていただけることを大変光栄に思うと同時に、身震いするほどドキドキしております。演出のダニエルさんとは2度目のご縁をいただけることになりました。大変尊敬する演出家さんですので、ダニエルさん率いるカンパニーの一員としてお芝居させていただけることが嬉しいです」と笑顔。
知念さんは「世界初演の大きなプロジェクトに参加させていただけることを嬉しく思っています。世界中で長く愛され続けている小説が音楽と出会ってミュージカルになった時にどんな魔法がかかるのかなと、いちミュージカルファンとしても楽しみでございます。作品をしっかり支えていけるように、誠心誠意努めていきたいと思います」と力を込めました。
また、デイヴィス・リロイ役の山口さんは「こんなに素敵な作品をチャーミングな共演者の方とでき、夢の時間を過ごせると思い、幸せだと思いました」と出演を喜びました。大先輩として、W松下さんへのアドバイスを求められると「大先輩というフレーズはゼロです。同じラインに立って、全員で、オープンに、フランクにただ良いものを作る。そのために自分たちは何ができるかだけを考えて。ぶつかり合いができる稽古場であれば、より良いものになっていくと思います」と思いを話しました。
【公演概要】
■タイトル
ミュージカル『ケイン&アベル』
■日程・会場
東京公演:2025年1月22日(水)~2月16日(日) 東急シアターオーブ
大阪公演:2025年2月23日(日)~3月2日(日) 新歌舞伎座
■原作 ジェフリー・アーチャー
■音楽 フランク・ワイルドホーン
■歌詞 ネイサン・タイセン
■編曲 ジェイソン・ハウランド
■振付 ジェニファー・ウェーバー
■脚本・演出 ダニエル・ゴールドスタイン
■出演
松下洸平、松下優也、咲妃みゆ、知念里奈、愛加あゆ、上川一哉、植原卓也、竹内將人、今拓哉、益岡徹、山口祐一郎 ほか
■公式ホームページ
https://www.tohostage.com/KANEandABEL/
(2024.10,31)
photo&text:Maki Shimada
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