舞台『応天の門』ゲネプロ公開・合同取材会が2024年12月4日(水)に明治座で行われ、佐藤流司さん、高橋克典さん、中村莟玉さん、高崎かなみさん、本田礼生さん、白石隼也さん、坂本澪香さん、青山良彦さん、篠井英介さん、西岡徳馬さん、花總まりさんが登壇しました!!

本作は、2013年から「月刊コミックバンチ「コミックバンチKai」(新潮社)にて連載中の、灰原薬さんが手がける歴史漫画を舞台化した作品です。平安時代を舞台に、学問の天才と称される菅原道真と、都で随一の色男である在原業平がタッグを組み、京の都で起こる怪奇事件を次々と解決していく様を描きます。

ゲネプロ後に行われた取材会で、高橋さんは「平安ものは珍しいと思います。大河ドラマで大人気の平安時代。いつもとちょっとムードの違う、どこか色っぽい。事件もありますし、いろいろな意味でお楽しみいただけたら。魅力的な出演者もいっぱい出ています」とアピール。

続けて佐藤さんは「明治座さんはいろいろな舞台機構があって、盆が回ったり、花道があったり。そうした機構を使った演出も見どころだなと思っています」と話しました。

また、平安時代の衣裳について聞かれると、佐藤さんは「姿かたちの美しさがあって、高貴であったり、妖艶だったりするのが大事な時代かなと思うので、動きづらくはありますが、この動きづらさもまた風流な気がします。こういったことが現代の劇と違う楽しさだったりするのかなと思っています」とコメント。高橋さんは「素敵な生地をたっぷりと使っていただいていますが、動きにくいんですよ。暑いですし。戦いがあまりなかった時代だというのは、戦えない意識があったのかなと感じました。戦いとは違う意識の中で動いていた時代なのかなと思います」と持論を展開しました。

そして、昭姫を演じる花總さんは、自身が演じる役柄について「正義感が強くて粋で、色っぽいというお役なので、それを目指しながら演じています」と語り、「同じ女性として憧れる部分がたくさんあるので、楽しんで演じたいと思います」と笑顔を見せました。

全キャストのコメントは以下。

佐藤流司さん
1ヶ月強の稽古を終えて初日を迎えられるということで、私自身非常に興奮しております。濃厚な作品になっています。余すところなく全力で座組み一同、駆け抜けていけたらと思います。最後まで病気なきよう、怪我なきよう、素晴らしい作品を皆さんにお届けできればと思っております。最後まで応援のほどよろしくお願いいたします。

 

高橋克典さん
原作ファンの方もそうでない方も、楽しんでいただけることを願っております。我々、頑張ります。

 

中村莟玉さん
普段は歌舞伎俳優として活動しておりますが、初めて1ヶ月間の歌舞伎以外の舞台に立たせていただきます。千穐楽まで怪我に気をつけながら勤めたいと思います。

 

高崎かなみさん
まずは稽古を1ヶ月やってきて、皆さんが無事に怪我なく、病気なく、初日を迎えられたことがすごく嬉しいです。千穐楽まで駆け抜けて、頑張っていきたいと思います。

 

本田礼生さん
素敵な原作があり、その上で過去に実在した人物を演じさせていただけるということで、しっかりと演劇として板の上で生き抜いていきたいと思っています。

 

白石隼也さん
今回のお芝居はとても長く、シーン数もとても多いので、我々はとても複雑なことをやっています。最後まで気を抜かず、みんなで駆け抜けていきたいと思っています。

 

坂本澪香さん
共演者の方々の知恵をたくさんお借りして、今、やっとここに立たせていただいています。稽古の中でいただいた悪い言葉も良い言葉も全て公演にぶつけていきたいと思いますので、ぜひ観ていただきたいと思います。

 

青山良彦さん
最年長なものですから、楽日まで健康で皆さんの足を引っ張らないように、楽しく舞台を勤めたいと思っています。

 

篠井英介さん
10年ぶりの明治座さんの舞台をとても嬉しく思っております。源融は一説によると「源氏物語」の光源氏のモデルとも言われている方らしいので、いかにそのイメージを覆し、全く違う人物像にするかを目指してやっております。千穐楽までみんなと手を携えて楽しく無事に勤めたいと願っております。

 

西岡徳馬さん
こんな怖い顔をしておりますが、原作はもっと怖い顔をしているんです。なるべく近づけようとこんな顔になっています。伴善男は“応天の変”の犯人とされていますが、どんな悪役で今回やるんでしょうか。それを楽しみに観ていただければと。相当悪い役かもしれませんよ。観てください。

 

花總まりさん
「いよいよ今日、初日か」と、緊張しつつも興奮しております。千穐楽まで体に気をつけて頑張りたいと思っております。


【舞台写真】


【公演概要】
■タイトル
舞台『応天の門』
■日程・会場
2024年12月4日(水)〜22日(日) 明治座
■原作 灰原薬『応天の門』
■脚本 桑原裕子
■演出 青木豪
■出演
佐藤流司 高橋克典 中村莟玉 高崎かなみ 本田礼生 白石隼也 坂本澪香 青山良彦 篠井英介 西岡徳馬 花總まり(特別出演)

(2024,12,06)

photo&text:Maki Shimada

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