「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」は豊田悠さんが手がける大人気コミック。
コミックスは累計部数300万部を突破し、2020年にTVドラマ化、2022年には実写映画を公開し、大反響を呼んだ話題作。「チェリまほ The Musical」は川尻恵太さんが脚本・演出を手掛け2025年4月に東京・愛知にて上演されます。松田 凌さん演じる”触れた人の心が読める魔法”を手に入れた・安達 清と荒牧慶彦さん演じる爽やかイケメンだが心の中は安達への恋心で暴走している・黒沢優一の恋を見守る藤崎 希を演じる高田夏帆さんに作品への想いについて、さらにはファッション事情までたっぷりお話を伺いました!!
ー作品に出演が決まった時の気持ちを教えてください。
実は、最初に思ったのは自分のことではなく、ドラマや映画の『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』で安達 清役で出演されていた赤楚衛二さんの顔が思い浮かびました。赤楚くんとは、2017年に放送された『仮面ライダービルド』という作品でヒロインを演じたときに共演させていただいて、映画やドラマをあわせると1年から2年くらい一緒に撮影をした仲間で。実はその前にも、『表参道高校合唱部!』というドラマでほぼセリフのない役で出演した頃からの仲間でしたので、今回共演はしませんが、私の中ではすごい世界線で、交わらないけれど3度目の共演だという気持ちがありましたね。
ーすごく縁のある作品ですね!
そうなんです!出演が決まったときもちろん作品は知っていましたが、詳細な内容はわからなかったので、すぐに原作漫画を買って読んだら、あっという間に読み終えてしまうくらい大好きな作品でした。幼い頃に妄想してたような話というか、誰しもが好きな人とか推しで妄想してるはずのお話で、夜寝る前に「夢に出て来て!」って願いながら寝るみたいなシーンも出てきたので、懐かしいなという気持ちと、トキメキがありました。そんな作品のミュージカル化で、しかも腐女子役の藤崎さんを演じるので、私の頑張り次第ですごく面白くなるなと感じているので、キーパーソンとまではいかないですが、寄り添いつつも演じていきたいなと思っています。
ーお話を聞いているだけで、高田さんがどう藤崎さんを演じるのかすごく楽しみになります!
実は、妹が原作のファンで、私がチェリミュの藤崎さんを演じることになったと話したら、「お姉ちゃん、絶対に作品をけがさないでね!舞い上がってテンション高くならないでね」って注意されました(笑)でも楽しみと言ってもらえて、嬉しいですね!プレッシャーも感じつつですが、「妹よ!見てろよ」という気持ちになりましたし、やりがいを感じる作品になりそうだと感じています。
ー高田さんが藤崎さんを演じる上で意識してることはどんなことですか?
ビジュアル撮影のときは、原作の藤崎さんが飛び出してきて、この衣裳になるんだと実感が湧いてきましたね。腐女子要素を強めに出せたらいいなと思って、表の顔と自分自身の中の裏の顔みたいなのを、意識してビジュアル撮影に挑みました。キャラクタービジュアルの藤崎さんは清楚で爽やかさがとても素敵で、でもTikTokだと撮影のオフショットで団扇を持ってちょっとオタクな藤崎さんが出ていて、そのギャップもすごく大好きでした。
ー高田さんがこの作品に出演することで、ご自身に期待することはどんなことですか?
今回がミュージカル出演2作品目です。歴も浅く新人ですので、期待というよりも、皆さんが思い描いている藤崎さんより、少し上に行けたらいいなと思って頑張っています。「最高の2人」というソロ曲もあり、私らしく歌えたらいいなと思っています。(インタビュー時は)今の段階だと私が歌ってる姿は全然想像ができないですが、ソロ曲を初めて聴いたときに、すごくいろいろな要素が詰まってるなという印象があって、1曲なんだけれども、何曲も聞いているような感覚になる曲です。プリンセスが小鳥達と一緒に舞い踊りながら歌ってる感じが想像できたので、原作より少しメルヘンな藤崎さんの部分も出せそうだなって思っています。
ーお稽古を通して改めて感じる作品の魅力とはどんなところですか?
「ああ恋っていいよな。この気持ちになったことがあるな」ってドキドキしてしまうんですよね。いろいろな経験を経て大人になっていきますが、初心(うぶ)な人間性をしっかり繊細に描いているので、シンプルに”恋がしたくなるような作品”って思いましたね。性別とかは関係なく、恋っていいよなって改めて思える作品だなって思いました。2人を見守るみたいに「頑張れ!そうだそうだ!」と、決して2人の仲に手を加えずに、寄り添えたらいいなと思います。
ー高田さんが舞台に立つ時に大切にしていることはどんなことですか?
3年前に初舞台を経験して、2年前に初めてのミュージカル、そして1年前に初舞台作の再演に出演しましたので、今回で舞台の板の上に立つのが4回目です。本当に何ひとつ慣れていないですね。稽古もすごくドキドキしますし、顔合わせも本当に怖いなという思いで、いっぱいでした。舞台は、本番に向けてお稽古を何十回も何百回も積み重ねていくので、新鮮さは絶対に忘れたくないといつも思っています。顔合わせの時に、安達役の松田さんが「この作品は繊細に心のちょっとした1mmの動きもちゃんと見せていきたい」とおっしゃっていて、全員が身が引き締まる思いでした。ミュージカルって1番後ろの席の人までにも届けなければいけないので、すごく大きく表現しますが、心の変化や動き、精神面の部分はしっかりと繊細に持っていたいなって。そこを忘れずに、大きく見せるということが大事なのかなと思いましたね。
ーカンパニーの雰囲気も良い感じですね!
そうですね!松田さんはやっぱり座長だなって感じがすごくします。すごく大きい背中だなと思います。ちょっと重複しますが、本当に顔合わせのときの松田さんのコメント、決意表明みたいなものが素晴らしくて、全員がきっと松田さんについていきます!ってなりましたね。
ー最後に公演への意気込みと楽しみにされている皆さんにメッセージをお願いします。
原作も本当に面白くて、もうキュンキュンしてドキドキして大好きな作品です。リスペクトを忘れずに、私にしかできない藤崎さんを演じようと頑張っていますし、いいスパイスになれたらいいなっていう風に思ってます。稽古の段階からニヤニヤが止まらず、ずっと口が開いてるのですが、きっと皆さんもそういう気持ちになると思うので、さらに磨きをかけて最高のキュンキュンをお届けできるようにチームで頑張っていきたいと思っています。楽しみにしていてください。
▶︎高田夏帆さんのファッション事情◀︎
ー普段のお気に入りのファッションスタイルを教えてください。
タートルネックが本当に大好きで、シーズン関係なくお気に入りで、ずっと着ています。この作品の顔合わせでもタートルネック着ていたかな?首を守りたいのかな?なんか落ち着くんですよね。同じものを色違いで買うくらいすごいお気に入りです。
ー最近買ったお気に入りのアイテムはありますか?
最近ニットの編み込みが入っているベストを買ったんです。その中に、どんな色のタートルネックを合わせるか楽しみです。白のときもあれば、ピンクの時もあるみたいな感じで、重ね着っておしゃれに見えるからいいですよね!
ーこの春挑戦したいファッションは?
シンプルでカジュアルなファッションが楽なので着ることが多いのですが、今年29歳になりますので、セットアップをいくつか持って、バリキャリのようなスタイルをしたいなって思っています。でもなかなかお気に入りが見つからないんですよね。セットアップって両方買うから金額も高くなるし、単体で着回せるのかとかちょっとハードル上がるからなかなか選ばないんですが、徐々に挑戦したいなと思います。
ーいろいろなことに挑戦されている髙田さんが自分らしくいるための秘訣とは?
後悔がないように動くことですね!実は5月に韓国でファンミーティングを開催します。人生で初のファンミーティングの開催が韓国なんですが、ポスターの制作も実は全部自分で動いて作って、場所もここがいいと提案して、成功させるために自分が動けることは全部動く。とにかくもう180%でやりきる!出し切る!みたいなのが自分らしくいられる、自分らしさが出るのかなと思います。
ーすごく素敵ですね!髙田さんは興味のあることを調べたり、やってみたいと思ったことに挑戦したりという行動派のイメージがありますね。
確かにそうかもしれないです!韓国語も家庭教師をつけて勉強していますし、東京マラソンに挑戦しているのもそうですね。3月2日に人生で4回目のフルマラソンに参加して42.195kmを完走しました。5時間台切って4時間台突入し自己ベストも出せたので、来年は何時間で走りたいなと新たな目標が見えてきています!
ーマラソンへの挑戦ってすごいです。大会に向けて練習を積み重ねていくことも大変ですよね?
走る分だけタイムも縮まりますが、全身すごくきついんですよ。本当に身体が痛くなるんですが、走れるんですよね。本当に努力は実を結ぶ、東京マラソンはそれが分かりやすく見えるのですごく面白いですね。今回は、東京マラソンの後にすぐに稽古が始まるってわかっていたので、しっかり準備しておかなければいけないと思って、3ヶ月前くらいから週に3~4回くらい、夜に7~8km走って準備しました。東京マラソンの間にもドラマの撮影があってスノーボードもやりました。
ーかなりハードなスケジュールの中、お稽古前に怪我をしないように早めに準備をして東京マラソンに臨んだのですね!
やるって決めたのは自分なので、お稽古で痛いからちょっと。。。とは言ってられないです。自分の人生は、全部自分で決めているので、文句を言っても「いや自分が決めたんじゃん」って結局はそこになるので、やるからにはすべて自己責任で、みんな自分が一番可愛いんだから、誰も考えてくれないんです。私が私のことを一番考えないといけないと思って生きていますね。
【profile】
高田夏帆/Kaho Takada
1996年5月31日生まれ。東京都出身。A型。
2017年「仮面ライダービルド」でヒロインを演じる。2021年TBS系ドラマ「凛子さんはシてみたい」で主演を務め、近年の出演作は、映画『邪魚隊/ジャッコタイ』(2024)、ミュージカル『スライス・オブ・サタデーナイト』(2023)、舞台『裸足で散歩』(2017、2024)などに出演。2025 年5月10日 KAHO TAKADA 1st Fan Meeting 2025 in Seoul : ViTAMiN YOUの開催を予定している。
■公式Instagram
https://www.instagram.com/takadakaho
photo:Hirrofumi Miyata/Styling:久保田姫月/Hair &make-up:中谷圭子/interview&text:Akiko Yamashita
【公演概要】
■タイトル
舞台「チェリまほ The Musical」 ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~
■日程・会場
東京公演:2025年4月11日(金)~4月20日(日) Kanadevia Hall(旧:TOKYO DOME CITY HALL)
愛知公演:2025年4月25日(金)~4月27日(日) アイプラザ豊橋
■出演
安達 清:松田 凌
黒沢優一:荒牧慶彦
柘植将人:菊池修司
綿矢 湊:中山咲月
六角祐太:坂井 翔
藤崎 希:高田夏帆
黒沢茉莉:長谷川 唯
朝比奈:郷本直也
アンサンブル:伊藤秀馬、岩間大樹、岡村拓真、進藤 蒼、瀬戸口希哉、立花 涼、久門大起
※出演者は変更になる可能性があります。
■公式ホームページ
https://cherrymaho-musical.com/
■主催 「チェリまほ The Musical」製作委員会
(2025,04.11)
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下記のリンクのインスタグラムにインタビュー撮影時のアザーカットを公開します!!
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